5つの視点から見つける、“別荘所有のかたち”|建売・注文・中古・マンション・ホテル型
Column
5つの視点から見つける、“別荘所有のかたち”|建売・注文・中古・マンション・ホテル型
Column「どんな空間で、どんな時間を過ごすか」
──別荘のかたちは、生き方のかたち
別荘をどこに持つか。
それだけでなく、どんな時間を過ごしたいか。
その問いに向き合ったとき、見えてくるのは「建物そのものの在り方」だ。
完成された空間をすぐに使うのか。
理想を描いて、ゼロから築くのか。
すでにある佇まいに、“価値”を見出すのか。
あるいは、資産運用も視野に入れ、管理や運用をプロに委ねるのか──。
その選択の先にあるのは、暮らし方というより、生き方そのもの。
ここでは、私たちがこれまで出会ってきた“別荘のかたち”を紹介する。
1. 新築の建売物件
完成形から選ぶ、“すぐに始められる別荘”──
■ 軽井沢 / 新築戸建 / “LITTLE TREE”
完成済みの状態を見てから購入できる新築の建売物件は、
初めての別荘購入でも想像しやすく、選びやすい選択肢。
「別荘を持つ」という体験にすぐアクセスできることは、大きな魅力のひとつだ。
何より、「別荘を持つ」までの時間が短い。
検討から契約、引き渡しまでのリードタイムが少なく、
「今年の夏に間に合わせたい」といった希望にも応えやすい。
また、近年はターゲットや過ごし方の世界観まで丁寧に設計された、
上質な建売別荘も増えてきている印象がある。
ただスペックを並べただけの画一的な建物ではなく、
“ここでどんな時間を過ごしてほしいか”という強いコンセプトのもとに、
細部まで設計されたプロダクトとしての完成度が際立つ物件も少なくない。
自分では別荘に対して明確なイメージを持てていなかった方も、
そういった建物を実際に見ることで、
「ああ、こういう暮らしもいいかもしれない」と
新たな“感性の入り口”に気づくことがある。
一方で、間取りやデザインはあらかじめ決まっているため、
空間へのこだわりが強い方にとっては、自由度の低さが気になることも。
ただ、“選択の余白”を持たないからこそ、
完成された別荘の中に、自分らしい過ごし方を見出していく──
そんな楽しみ方があるのも、建売という選択肢の奥深さかもしれない。
2. 新築の注文住宅
土地選びから始める、“理想のかたち”の設計──
■ 湯河原 / 土地 / HIBIKI
土地探しから始まり、
「どんな別荘で過ごしたいか」を一から描いていく新築の注文住宅。
間取り、素材、光の入り方、借景、動線──
すべてを自ら設計し、ひとつずつ理想を形にしていくこのプロセスは、
人生で誰しも一度は夢見る、静かで贅沢な冒険かもしれない。
なかでも、感性の合う建築家との出会いは大きい。
誰かの“作品”ではなく、二人三脚でつくり上げる“自分の空間”。
実際オオクスでは、建築家とともに現地を訪れ、
「この敷地で、この理想は実現できるか?」を確かめながら、
丁寧に検証を重ねるお客様も少なくない。
もちろん、完成までには時間もエネルギーもかかる。
だがその手間を “負担” ではなく “人生の彩り” として受け止められるなら──
この選択肢は、ただの不動産購入ではなく、
“どんな人生を紡ぎたいか”という問いと向き合う時間になる。
本当に心を動かされた土地と出会ったとき。
そこに、自分らしい空間を一から立ち上げる──
それは“別荘”という言葉の原点に立ち返るような、
静かな歓びに満ちている。
3. 中古戸建
価値ある完成形と出会い、時間を味わう──
■ 熱海 / 中古戸建 / “THE BLUE ROOM”
中古の一戸建ては、新築よりもコストを抑えながら、
好立地かつ贅沢な仕様の物件に出会える可能性を秘めている。
すでに成熟した別荘地では良質な土地にはすでに建物が建っていることも多く、
「最初から建てる」という選択が取りにくい。
逆に言えば、中古物件は“完成形”を手に入れるチャンスでもある。
物件によっては「新築で建てたほうが安く済んだかもしれない」と思わせるほど、
土地選びから造成、設計・施工に至るまで、
抜かりなく重ねられたプロセスそのものに価値が宿る邸宅も存在する。
そうしたプレミア物件には、
オーナーの審美眼や設計プロセスの工夫、
土地選びにかけた熱量が宿っており、価格にもその哲学が含まれている。
また、「既存の美意識を継承し、さらにチューンアップしていく」という考えもある。
ヴィンテージ建材や空間の風格に価値を見出し、
現代的な快適さを織り交ぜて住まいをチューンアップしていく──
そんなスタイルを楽しむ方もオオクスの顧客には多い。
修繕やメンテナンスの必要はあれど、
それすらも一つの愉しみとして受け止めるなら、
中古戸建は「物件とともに時間を味わう」ための、奥行きのある選択肢になる。
4. リゾートマンション
管理の手間を手放し、景色と時間に集中する──
真鶴 / マンション / “Raffles”
観光地や海沿いに多いリゾートマンションは、
「管理の安心」と「一定の快適性」がセットになった別荘スタイル。
フロントサービスや清掃管理、プールや温泉といった共用施設が整備され、
滞在時の煩わしさが少ない。
鍵ひとつで入れて、帰るときも身軽に離れられる。
その手軽さが、暮らすように使う別荘ライフを可能にしてくれる。
管理費や修繕積立金といった固定費は避けられないが、それは戸建でも同じこと。
むしろマンションの場合、自分では目が届かない範囲のリスクを任せられるという安心感がある。
たとえば、沖縄のように台風被害が懸念されるエリアや、
軽井沢など冬季の積雪や凍結で設備トラブルが起きやすい場所、
逗子・葉山・横須賀といった沿岸部での塩害リスクなど──
気候変動や地理的要因が大きい地域では、
“管理体制”そのものが、安心して別荘を持つための重要な判断軸になる。
また、別荘という住まいは、“日常的に不在であること”が前提にある。
だからこそ、自分がいない間も建物を守ってくれる仕組みの存在は、
別荘ライフ全体を支える“縁の下の力持ち”になる。
遠く離れた場所にある大切な住まいが、
いつでも整った状態で、誰かが見守ってくれているというありがたい事実が、
暮らしそのものに安定感と信頼をもたらしてくれる。
自分の不在時にも、安心して任せられる仕組みがある──
それが、リゾートマンションという選択肢の本質だ。
5. ホテルコンドミニアム
泊まりながら“持つ”、新しい別荘のかたち──
沖縄 / ホテルコンド / “Plemeria”
別荘の在り方が多様化する中で、
ホテルコンドミニアムという選択肢が静かに注目を集めている。
リゾート地のホテルに“部屋を持つ”というかたちで、
拠点は持ちつつ、運用はプロに任せる。
そんな“所有と離脱”のバランスが、この選択肢の本質だ。
手間なくリゾートライフにアクセスできるこの仕組みは、
合理性と快適性のバランスを求める層にとって理想的。
たとえば、清掃・貸し出し・ゲスト対応までホテル側が代行してくれるため、
オーナーが現地に赴かなくても高いクオリティで運用が完結する。
とくに沖縄など遠隔地での別荘保有に不安を感じる方にとっては、
管理面での安心感が非常に大きい。
また、ホテルのグレードや立地によっては、短期貸し出しによる収益性も高く、
運用型資産としての魅力も見逃せない。
“使わない期間もムダにしない”という設計思想は、
現代的な別荘観と、静かに共鳴している。
近年では、NOT A HOTEL のように建築や体験価値にこだわったプロジェクトも登場し、
“ただ泊まるだけではない拠点”としての進化も見られる。
さらに、サブスクリプション型別荘(例:SANU)も台頭しつつあり、
「まずはリゾートに関わってみたい」
「いきなり購入はハードルが高い」
という層に、柔らかな入り口を提供している。
オーナーとして“所有”しながら、ライフスタイルに応じて“離れる”こともできる。
それは、別荘との距離感までもデザインできるという、
いまの時代にふさわしい贅沢なのかもしれない。
まとめ
“自分にとっての正解”を探すために
鎌倉 / 中古戸建 / “POINT EDDIE”
別荘とは、ただの「不動産」ではない。
それは、人生のどこかのタイミングで、
「いまこの時間を、こうやって過ごしたい」と思った──
その感情の延長にある、ひとつの選択肢だ。
静けさに包まれたい人もいれば、
自然の中で感性を解放したい人もいる。
所有して育てる歓びを求める人もいれば、
煩わしさを委ねて、自由に出入りしたい人もいる。
正解は、誰かが教えてくれるものではない。
けれど、「どんな時間を過ごしたいか」を丁寧に見つめた先に、
自分にとっての正解が静かに浮かび上がってくる。
私たちオオクスライフアシストは、
建物そのもの以上に、そこで流れる時間の“質”を大切にしている。
もし、あなたの中にまだ言語化されていない想いがあるなら──
その輪郭をともに探すところから、お手伝いできたらと思う。
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