LITTLE TREE

軽井沢 戸建 ASK万円

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LITTLE TREE

LITTLE TREE

軽井沢 戸建 ASK万円

|森の中に溶け込む「無の時間」を送る場所

一人、たまに二人で使う軽井沢の山荘

 

 


music select  | Benson Boone – Beautiful Things 03:21

 

 

 

 

 

|Concept / Sweet Escape

森の中に溶け込み「無の時間」を送ることのできる、一人、たまに、二人で過ごす山荘

 

このユニットは海と山の別荘で長年過ごしてきた一般の別荘オーナーとリゾートに特化した不動産仲介、建物のデザイン、維持管理等の業務を通して多くの上質な空間と向き合ってきた私たち専門家が、それぞれの視点からアイデアを出し合い少人数で使うことのみにフォーカスし造り上げた理想的な別荘空間の一例となる。一般的な市場ニーズを意識したオールマイティーなプランではなく、私たちが想定するごく限られたユーザーに向けた精神的価値を重視したコンセプトヴィラ。例えるなら、ヨットや取り回しの良いクルーザーをステアリングして一人で航海しているような、自然の中に身を置き自分と向き合う場所である。想定するユーザーはビジネスや日常生活においてのハードワーカーをイメージして、自然とのインタラクションを通じて日常の雑音をシャットアウトし、「瞑想したり、小説を読んだり、映画の世界に浸ったり、料理に没頭したり、質の良い眠りを得たり」Sweet Escapeする空間を必要としている人となる。この空間で過ごすことで心と身体をリセットし、新たな気付きや閃きを生み、エネルギーを充電しメリハリのある質の高いライフサイクルをもたらす装置となることに期待している。












|Location

自然の美しさだけを感じてたどり着く

 

ユニットは軽井沢町の南端に位置しゴルフコース脇を通る並木のトンネルを抜け空の広がりと陽光を感じられる木々の間に点々とヴィラが建ち並ぶエリアに建っている。野鳥のさえずり(特に周囲の森を根城にしているキジの鳴き声)が周囲の音を支配している静けさと、近隣に数件のヴィラがあることで適度に人の気配があり寂しさを感じない閑静さと安心感がちょうどよいバランスで収まっている環境にある。周辺の気候は旧軽や山岳エリアと異なり湿気が少ない、苔生した庭や塀の姿も軽井沢らしくて良いのだが快適さから言えば適度に乾燥している方が人にも家にも良いだろう。また、町外からのアクセスの良さにも注目したい、車移動であれば高速インターに近いことで町中の渋滞に関係なく現地へアプローチでき、新幹線での移動でも「軽井沢」駅との距離感がちょうど良い。個人的には車で行き来するのが好みで軽井沢に向かうオーバートレイルな行程を楽しみにしている。「横川」を過ぎたあたりから遠くに切り立った山並みのシルエットが見え始め、軽井沢に近づくにつれその荘厳な姿を現す、その丘陵の間に架かる橋を抜けていく車窓から景色を眺めているとある山岳画家の詩を思い出す。

 

「山はありがたいものだと思う。-偉大、神秘、至上なるものの前に頭を垂れる時の、厳粛敬虔の念、畏るべくして親しむべく、愛すべくして馴れるべからず感、身も心も震えるような崇高な一種の歓喜・・・・」

 

インターを降り森の中のワインディングロードに入る、暗い時間帯であればシカやカモシカなどの野生動物との遭遇を期待しつつ山を登りきり、ゴルフコースを横目に緩やかな坂を下りフラットな道に変わったところで山の中のオアシスにたどり着いたような安堵感と別世界にきた感覚に包まれる、ユニットへは最後にゴルフコースの脇の道を抜けて行くのだが、ここまでの行程には世俗的なものが少なく自然の美しさだけを感じてたどり着けるシチュエーションに魅力を感じる。

 

(Information)













































|The House

画一的でない自分らしいスタイル

 

―コンセプト―

LITTLE TREEは制作の背景に深いストーリーを持ち画一的でない自分らしいスタイルを表現する為に3つの課題にフォーカスしている。

 

その1: 質の良い時間を過ごせる空間であるか 

別荘を造るうえで当たり前の事だが、ここでいう質の良さとは心の奥深くからじんわりと幸福感が湧き心身が浄化されていく空間を指している。なかなか難しい課題ではあるが周囲の自然景観をバランスよく導き、陽光の揺らぎや風の流れを穏やかに感じられることが基本となる。

 

その2: どこを切り取っても美しく絵になる空間であるか 

シーンの創作は通りから家のシルエットが見えた瞬間から始まっている。単にデザインが美しいというだけでなく、使い勝手、経年による損耗などを考慮した見た目と機能がひとつになって美しいと思える空間はどこを切り取っても絵になる空間となる。

 

その3: 経年しても価値を保つものであるか 

別荘の価値はマーケットの状況やニーズによって変化するものではあるが、時代変化や経年しても価値が保たれるものでありたい。その要件は、周辺の環境に似合ったものであることを前提として、時代を超越した色褪せないデザイン、手間をかけ細部までこだわった造り、機能性と耐久性を備えたものとなる。車で例えるなら「メルセデスのゲレンデ」みたいな存在の家といえる。










































































































― 家のサイズ ―

「それほど大きな建物はいらない」

 

ユニットは人が1人、たまに2人で気持ちよく過ごせる質の良い空間をテーマに設計されている。というのも、人はある程度歳を重ねると本当の自分のニーズが分かってくる、特に50代以降になると、小さな車が欲しくなったり、素朴さや機能性の良いものに魅力を感じるようになる。そんなニーズにフォーカスし「それほど大きな建物はいらない」をテーマに建物のサイズが決められている。












― 建築スタイル ―

伝統的なAフレームキャビン

 

前述したニーズをベースにいくつものルームレイアウトのエスキースを行いたどり着いたのが三角形の全断面を開口した伝統的なAフレームスタイル。このスタイルのメリットは大きな室内空間と大開口が得られることに加えて地震や風雪に強いという強固な構造となり山荘建築にはうってつけのものとなる。このスタイルをベースに周辺環境とルームレイアウトを考慮し、空間、美しさ、堅固さ、など一般的なAフレームをさらに進化させ、構造設計を一から行い門型フレームの骨格をもつ姿となった。継承されてきたクラシックなスタイルからくる正統派の本物感と色褪せぬ美しさは周囲の森に溶け込み100年後もこの森に存在していて違和感の無い景色に溶け込むシルエットであるように思える。













― 室内空間 ―

自然との一体感に重点を置き

 

室内空間は周囲の自然との一体感に重点を置き自生する10mを超える高木を根元から高い位置にある枝葉の先までいっぺんに眺められるウインドレイアウトにしている。この大きな窓はあえて全開放させず出入り口が一か所にしぼられている、そのことで窓枠を細く作ることができガラス面が増え外との一体感が最大化できる。また、出入り口を限定することで虫やホコリが室内に入りづらくなる、テラスと繋がる大開口の引き戸や折れ戸は天候が変わりやすく虫などが多い自然豊かな環境には適さないことからこのようなウインドウレイアウトとなっている。







― Room Layout ―

空間で営まれる情景を鮮明に思い描き

 

各部屋のレイアウトはそれぞれの部屋が狭すぎず手に余らない広さを持たせたうえで、それぞれの部屋の間仕切りを省き造作家具で空間分けを行い各シーンの居心地の良さを保ちながら建物全体を一つの空間とした圧倒的な開放感のあるラグジュアリーなホテルスイートのような雰囲気を狙っている。また、それぞれの部屋から見た他の部屋や空間の見え方にも配慮し、そこから見える景色と情景のどこを切り取っても美しく絵になる空間になるよう緻密に考えられている。各部屋のデザインは映画などから得たイメージをベースにその空間で営まれる情景を鮮明に思い描き精神的な部分までもイメージしたレイアウトとなっている。







インスピレーションを受けた映画3作品

 

❚ Ex Machina / Alex Garland / 2014 「周囲の自然が室内に導かれた極めて静かな空間」

 

❚ THIS IS US / NBC / 2016~2022  「 温かみのある暮らしの情景・インテリア・カラーバランス」

 

❚   Chef / Jon Favreau / 2014  「食事をつくることの幸福感」

 

 

― インテリアデザイン ―

COOLと形容したくなる

 

インテリアは古典的なバランスと調和を重視したシンプルで優雅なデザインとなる、オフホワイトを基調に色調が微妙に異なるブラウンを差し色とし周囲にある自然の色との調和が図らたCOOLと形容したくなるベースデザインとなる。











― 設え ―

いいものでできているのがすごくわかる

 

このユニットのコンセプトのひとつである「画一的でない自分らしいスタイル」を表現する為に設えの大部分は個別にデザインしたフルオーダーのものとなる、それは外壁の板や窓枠から始まり、キッチン、造作家具、建具に至りその細かさは建具の溝つけまでにも及び数えきれないほどの図面が描かれ、サンプル、モックアップが制作され、設計から完成まで約3年半の時間を要している。また、使われている素材、産地、加工の現場まで足を運び納得したものだけを採用していることで独自の本物感が漂っている。さらに、表面仕上げだけではなく、建物の基礎、骨格、納まり、設備等、耐久性や使い勝手も考慮している。その他大勢のものではなく、本物の組み合わせのオリジナリティーを重要視してデザインしたユニットとなる。

 

|制作過程のブログ
New Project | The Cabin KARUIZAWA




































― Facility ―

LITTLE TREEに似合う家具SHOPをセレクトしました

・床暖房(電気式)|
 リビング、ダイニング、キッチン、洗面室、浴室、シアター、廊下、パントリー
・エアコン(置型)|ダイニング、寝室、シアター
・除湿器(気化式)|シアター、パントリ―
(排水式)|ベッドルーム、ダイニング
・ガス栓|リビング、ダイニング、テラス、シアター
・キッチン、キッチンボード|フルオーダー
・冷蔵庫、ワインセラー|LIEBHERR(ドイツ製)
・IHクッキングヒーター、バーベキューグリル、食洗器|GAGGENAU(ドイツ製)
・オーブン|MIELE(ドイツ製)
・ドレッサー|フルオーダー
・クローゼット|フルオーダー
・ブックシェルフ|フルオーダー
・洗面台|フルオーダー
・設備金物|GROHE(キッチン・バスルーム)
・EV充電コンセント|駐車場(2箇所)
・壁面仕上石|ダイニング(庵治石・香川県)
・家具仕上石(御影石パタゴニア・イタリア)
・壁材|カルクフィール(ドイツ製)
・浴室|バスタブ(ホーロー)、バス乾燥機
・建具|フルオーダー(玄関・室内・テラス)
・テラス焚火場|フルオーダー(大谷石)
・玄関カギ|スマートキー
・ガーデンライト|フルオーダー
・セキュリティ|セコムホームセキュリティ
・瑕疵担保責任保険付帯(2032年8月5日)












|推奨する家具

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|The Garden

午後の日差しが木漏れ日となりガーデンの美しさが際立つ

 

ユニットのフロンドヤードは柔らかな葉色の多種の樹木で道から建物が見えなくなるような植栽計画となっている。美しい板張りの外壁を眺めたいところだが木々の間に見え隠れするぐらいがちょうど良い。バックガーデンは自生する木々やクマザサを基調とした周辺の森と一体となった環境となる、特に午後の日差しが木漏れ日となりガーデンの美しさが際立つ時間帯が印象的である。庭内には森の中に溶け込んだオリジナルの照明が配され暗くなると周囲の木々や下草を仄かに照らし雰囲気の良い演出が施されている。ガーデンの話からはそれるがユニットの屋根はベンガラ色で塗られている、この色は軽井沢でも昔からある山荘に使われている色で森の緑との相性が良い、上空から見た際の森との配色バランスを考慮したデザインとなっている。

植栽|The Cabin KARUIZAWA






































|おわりに

「本当に大切なものは何か」

 

ちなみに、今回のユニットは「LITTLE TREE」と名付けた。ネーミングの由来は、インディアンの祖父母に育てられたリトル・トリ―と呼ばれた子供の話で、自然の中で少年の目を通して描かれる、「本当に大切なものは何か」を思い出させてくれる小説のタイトルから引用している。このユニットで過ごす時間が、この本を読み終わった後のような気持ちになれればと思いつけさせていただいた。

 

(リトル・トリ―)/フォレストカーター(著者)

 







物件概要                     

物件名|The Cabin KARUIZAWA  ” LITTLE TREE “
価格|ASK万円
所在地|長野県北佐久郡軽井沢町(南軽井沢)
土地面積|673㎡(約203.58坪)
建築面積|104.96㎡(約31.75坪)
延床面積|95.86㎡(約28.99坪)
構造|木造2階建て
間取|1LDK + シアタールーム+ テラス / 駐車スペース2台
竣工|2024.07
用途|住宅
取引様態 | 売主
物件番号|KK-0442

 

制作メンバー            

建築設計|KUM一級建築士事務所(木村直樹氏)
構造設計|森永信行氏
建築施工|株式会社 大井(大井氏・小林氏)
家具制作|ROOM ART MATSUI / KIWAMI SOFA(為我井氏)
庭園制作|楓翆苑 株式会社(力石氏)

 

Special Thanks          

関が原石材株式会社・アントリーニ(御影石)/ 中西氏
株式会社三好石材(庵治石)/ 唐渡氏
株式会社テクノONE(プレカット)
C L Sterling & Son Japan株式会社(照明器具)/ 加治氏
株式会社プラネットジャパン(内装壁材)
Gate Japan Inc.(家具)/ 武田氏
Minotti AOYAMA(アドバイス)/ 遠藤氏

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