LOTUS

京都ホテル旅館伝統事業用成約済

2023.08.10

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LOTUS

京都ホテル旅館伝統成約済

今出川大宮の町家宿

清明神社の傍らに建つ100年町家

京都上京区「西陣」先染めの紋織物「西陣織」の発祥地。今回紹介するユニット「LOTUS」は「西陣」の中心「北之御門町大宮通り」に面し、徒歩圏内には京都御所、二条城、北野天満宮などの史跡が点在する観光資源に恵まれたロケーションにある。建物は伝統的な厨子二階の町家建物。明治時代後期までに建築されたものを2019年に宿泊施設仕様にフルリモデルを行い現在の姿となる。事業用、プライベートユース、利用用途の選択肢が多い京都の別荘をご紹介します。

music select | Bill Evans & Jim Hall / I’ve Got You Under My Skin 03:23

京都西陣 | Location

古都の醍醐味を日常的に感じられる

京都京都上京区「西陣」国の伝統工芸に指定された先染めの紋織物「西陣織」を代表とした織物産業で発展してきたエリア。また、周辺には文化、芸能、寺社など日本の伝統的な資源を有する古都の醍醐味を日常的に感じられる恵まれた地域といえる。

京町家 | Architect

建物と長く付き合い、そして価値を高めていく循環がここにある

建物は伝統的な厨子二階の町家建物。建築時期は推定となるが明治時代後期までに建築されたものと思われる。この建物を2019年に宿泊施設仕様にフルリモデルを行い現在の姿となっている。リノベーションのコンテンツとクオリティ―は紹介画像や現地を確認いただくとして、ここで伝えたいことは、この文化的建築の醸し出す空気感をベースに現在のジャパンモダンを実直に表現しているところにこのユニットの魅力があることだ。欧米にみられる古い建物を時代とオーナーの美意識に合わせリノベーションし建物と長く付き合い、そして価値を高めていく循環がここにあるように思える。

事業用不動産的価値

普遍的な観光資源を考えれば宿泊施設として投資する価値は十分に考えられる

町家の使い方には様々な選択肢がある。現在の用途である宿泊施設としての使い方は国内外の方に伝統建築に泊まる体験を提供することにより都人の営みを体験するという社会貢献的なミッションを担いながら不動産事業収入を得るという用途となる。コロナ禍のインバウンド需要の激減により数年にわたり稼働の低迷を続けているがコロナ禍はいつか終わるし今後さらに経済成長するアジアからのアクセスの良さと「古都京都」という普遍的な観光資源を考えれば宿泊施設として投資する価値は十分に考えられる。

企業が町家をもつメリット

企業がヴィラをもとめるケースが増えている

また、最近では企業がヴィラをもとめるケースが増えている。グループミーティング、社員やクライアントの宿泊地としての用途だ。コンパクトなヴィラサイズのユニットは管理のし易さやリセールの容易さから持ちやすい施設といえるだろう。日本人であれば数年に一度は訪れる、外国人であれば日本観光に外せない「京都」にある貸し切りで使える「町家」ユニットは利用者の評価を得られることが容易にうかがえる。

プライベートミュージアム

別荘をアートコレクションを飾る場所としても使われている

プライベートユースでは自身の別荘や住居として、「都に暮らす」醍醐味を味わうには絶好の素材だろう。キッチンの設置やルームレイアウトには一考する必要はあるがすでにリモデルされベースがあることを考えれば住居としてのリモデルは楽しいものになりそうだ。さらに、私たちのクライアントの別荘はアートコレクションを飾る場所としても使われていることを目にする。そもそも別荘は非日常のロケーションと空間であることからアートギャラリーとしての素質を持っていることから別荘にアートを飾り保管することは必然だろう。そう考えると古都にある歴史的建築デザインの「町家」にアートを並べることは何とも筋が通っている。アートを並べる箱（家）自体が歴史を刻んだアートでありプライベートのミュージアムになることで相乗的な価値になり得るということだ。