Too beautiful
海岸線とその奥に横たわる山並みを眺める一級品のロケーション

真鶴らしい少し細めの道を進み数軒の別荘が建ち並ぶ路地に入る。ユニットのファサードはいたってシンプルで、板張りの門扉と白壁の建物のコントラストが心地よい。建物の下に用意されたパーキングスペースの先には枝振りの良い紅葉が地元産の根府川砂利の上に数株、絶妙なバランスで配されている。陽光が透けた葉が柔らかで透明感と瑞々しさを感じる。このユニットの特徴は「引き算の美学」といえる。「真鶴の森と海を眺めて過ごすリトリート」という目的のもとに、快適さと美しさが両立されたヴィラといえる。また、無駄なものを削ぎシンプルに設えられた潔いデザインとプランニングがこのユニットの一番の特徴といえるだろう。広角的な広がり感、ズーム的な細かな設え、素材の美しさ、カメラのレンズ越しに完成度の高さを感じる。細部までじっくりと見学いただきたいユニットといえる。